車のバッテリー上がりは自然回復しない!?簡単にエンジンをかける復活方法

車のバッテリー上がりは自然回復しない!?簡単にエンジンをかける復活方法

車のバッテリーが上がって、車が向かい合ってケーブルをつないでいるのを、見たことありませんか?

長く車を運転していると、バッテリーが上がる経験を何回かはするもの。

バッテリーが上がる事態は、短い時間で復活できるのです。

バッテリー上がりは、単なる不注意から複雑な原因まで色々ありますが、バッテリーが上がりやすい季節や、適切な交換の時期を知れば、悲劇を防げるでしょう。

この記事では、特に以下の3点を中心に解説しています。

意外な原因もあるので、道の真ん中で頭を抱えないよう、おさらいしてください。

目次

車のバッテリーが上がるまでの時間ってどのくらい?

車のバッテリーが上がるまでの時間ってどのくらい?

どれくらい時間が経つとバッテリー上がりが起きるのか、とても気になりませんか?

バッテリーの寿命にもよりますが、ヘッドライトをつけっぱなしでエンジンを止めると、一晩から12時間経つとバッテリー上がりが起きます。

スモールランプをつけっぱなしの場合、3日くらいは大丈夫です。

ハザードランプは、15時間つけっぱなしで大丈夫だったという人もいますが、冬に筆者がバッテリー上がりを起こした件は、寿命が近いバッテリーで、1時間くらいで上がってしまいました。

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バッテリーが上がる原因って?

バッテリーが上がる原因って?

バッテリー上がりは、バッテリーの寿命による劣化や、車を走らせる頻度があまりにも少ないと起きます。

バッテリー上がりの自然回復は、基本的に望めません。

うっかりミスなどの不注意で起きるケースもあるので、事前に防ぎましょう。

バッテリー上がりの原因

バッテリー本来の性能を発揮できない季節要因もあるので、詳しく解説していきます。

ライトやルームランプの消し忘れ

エンジンが動いているときは、オルタネーターと呼ばれる発電機の電力をバッテリーに充電します。

うっかりヘッドライトやルームランプを消さずにエンジンを止めると、充電が行われないまま電力を使い、最後は電力が失われてバッテリーが上がります。

車に乗る頻度が少ない

車に乗る頻度が少ないと、オルタネーターが発電する電力の充電が充分行われません。

また、カーナビの時計などを動かすために、エンジンが止まっていても電気を使うので、自然放電が進みます。

車に乗る頻度が少ない人は注意してください!

バッテリーの寿命が近づいている

寿命が近いバッテリーは、充電する能力が信じられないほど低下するので、バッテリー上がりが起きやすくなります。

冬はバッテリー上がりが多い季節

「バッテリーが上がった!」というトラブルが多い季節は、冬です。

寒さで電気を放電しにくくなることと、バッテリーの電解液の容量が減少して電力の供給が減り、暖かい季節以上に大きな電力が必要になり、バッテリーが上がりやすくなります。

筆者が、ハザードランプをつけっぱなしにしてバッテリーが上がり、JAFに来てもらったのも冬でした。

冬だけでなく真夏に渋滞した道で、消費電力が大きいカーオーディオやカーエアコンを使いすぎることも、バッテリーに負担をかけてしまいます。

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バッテリー上がりを放置するとどうなる?

バッテリー上がりを放置するとどうなる?

車に乗る機会が少ないと、バッテリーが上がる確率が跳ね上がることに。

急いでいると放置して自然回復に期待したくなるかもしれませんが…

車のバッテリー上がりは放置すると、ますますバッテリーが消耗して悪化することになります。

さらに、バッテリー上がりを放置をすると、車自体も放置することになり、様々な悪影響が出てきます。

  • エンジンオイルが下がりきって潤滑不足のドライスタート
  • ガソリンタンク内部のサビ
  • ガソリンの経年劣化による酸化
  • ベアリングなど回転部分の固着

余計な出費がでる可能性もあるので要注意です。

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【緊急】車のバッテリー上がり5つの対処法

車のバッテリー上がり5つの対処法

万一バッテリー上がりが起きたとき、自分で対処できる人、自分では何もできない人、それぞれでしょう。

交通の危険の場合

以下に緊急時の対処法をピックアップしているので参考にしてください。

小型ジャンプスターターでつなぐ

ブースターケーブルでバッテリー上がりから復活するには、助けてくれる人と車がないことには、どうしようもありません。

そこで、リチウムイオンバッテリーを使った、小型軽量のジャンプスターターを使う方法があります。

値段も、アマゾンなどで4,000円弱から品ぞろえがあります。

便利なアイテムですが、大きな電流が流れ、発火する危険性もあるので取り扱いには注意が必要です。

ブースターケーブルでつなぐ

バッテリー上がりは、本来はこの方法が一番確実です。

自分でやったことがない人でも、とりあえず車にブースターケーブルを備えつけてあれば大丈夫です。

隣近所で付き合いのある人に声をかけるか、万が一出先でバッテリー上がりが起きたら、「バッテリーが上がった!」と助けを求めましょう。

車に詳しくない人も、ぜひトランクの中を確認してみてください。

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JAFを呼ぶ

JAFの会員なら、JAFに救援を依頼するのが確実です。#(シャープ)8139に電話して、救援を依頼します。

到着まで30~60分くらい時間がかかるので、早く来てもらうために、自分が車を停めている周辺のマンション名や信号機の地名など、具体的な目標物を伝えましょう。

注意が必要なのは、JAF会員証を提示するか、車にJAFのステッカーを貼っていないとロードサービスが受けれないことがあることです。

会員証やステッカーは、なくさないようにしましょう。

加入している自動車保険のロードサービスを使う

バッテリー上がりのとき、JAF会員でなければ、加入している自動車保険のロードサービスを利用しましょう。

JAF会員の場合は、レンタカーや車検の代車など、自分の車以外のバッテリー上がりにも対応してくれますが、自分の車しか乗らない人は自動車保険のロードサービスで充分です。

ただし、バッテリー上がりの現場へ到着するまでの時間はJAFとほぼ同じなので、目標を具体的に伝えましょう。

自動車ディーラーやガソリンスタンドに頼む

ディーラーやスタンドも、バッテリー上がりには頼りになります。

実際に筆者も出先でバッテリーが上がった時は、ディーラーに駆けつけてもらいましたし、自宅でやってしまった時は、近所のガソリンスタンドに来てもらいました。

近所の自動車ディーラーやガソリンスタンドも、普段からマークしておくとよいですよ。

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上がったバッテリーを短時間で復活させる対処法

ブースターケーブルを使用して、ジャンピングスタートでバッテリーに充電してエンジンを始動する方法が確実です。

5分もあれば、バッテリーが復活してエンジンがかかります。

誰でもできる方法ですが、自信がなくてためらう人も多いと思いますが、方法と手順は知っておいて損はありません。

交通の危険の場合

ジャンピングスタートの手順

  1. サイドブレーキを引き、ギアをPレンジに入れる
  2. バッテリーが上がった車のプラス端子につなぎ、エンジンがかかる車のプラス端子につなぐ
  3. 同じ手順でマイナス端子をつなぐ
  4. 救援車のアクセルを踏み回転を上げ、バッテリーが上がった車のエンジンをかけ回転も上げる
  5. エンジンがかかったら、しばらくかけたままにする

端子は、何かの拍子に外れてショートしないよう、がっちりつなぎましょう。

バッテリーが上がった車が復活してエンジンが動いても、すぐエンジンを止めてはいけません。

筆者が冬にJAFに来てもらったときも、1時間はエンジンを止めないでくださいと注意されました。

バッテリー上がりでしばらく待つのは?

バッテリー上がりで「しばらく待つことで回復できるかも」と期待しても絶対に復活しません。

何もしなければバッテリーが充電されるわけがないから。

それどこか、時間が経過すればするほど放電されてしまいます。

完全に放電してしまうと、復活するのは難しくなるので早めの対応が望ましいですね。

バッテリーの適切な交換時期

バッテリーの適切な交換時期

バッテリー寿命で劣化すれば、ジャンピングスタートでも回復しないので、バッテリー交換が必要。バッテリーは、だいたい2~3年で交換しましょう。

5年くらいで交換すればよいという人もいれば、16年間交換しなかったという人もいますが、出先でエンジンがかからなくなったら大変です。

オルタネーターと呼ばれる発電機に負担がかかり、発電とバッテリーへの充電が行われなくなります。

オルタネーターの交換は、バッテリーよりも高くついてしまいます。

バッテリー交換の目安は?


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バッテリーが劣化すると回復しない

「バッテリーが上がった!」と嘆く原因の多くは、室内灯などのつけっぱなしで起こります。

バッテリーが劣化していると、ジャンピングスタートでも回復しないので、2~3年を目安にバッテリーを交換しましょう。

バッテリーを交換したのにエンジンがかからない…実はガス欠だったという意外な原因もあります。落ち着いて対応しましょう。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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