覆面パトカーはナンバーでわかる?!車の流れだけじゃない高速での見分け方

高速を気持ちよく走っていたら、後からサイレンが聞こえ、あろうことか自分の車のナンバーを連呼している!?

考えただけでも最悪のシチュエーションですが、追尾して来た警察車両が覆面パトカーだつたら「一般車と見分けがつかない」と諦めるしかないのでしょうか。

そんなことはありません。

覆面パトカーはナンバーと車種である程度見分けがつくので、ナンバーの特徴とパトカーに多い車種を頭に入れて、走行中に視界に入ったり自分の近くを走っていたりしたら気をつければ良いのです。

覆面パトカーは特定の車種が多い理由も解説するので、この機会に見分け方を覚えて下さい!

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覆面パトカーの見分け方!このナンバープレートに注意!

覆面パトカーのナンバープレートが、地名のあとの分類番号と呼ばれる数字が80~89、または800となっている8ナンバーなら、警察車両なので用心しましょう。

追尾のとき、反転式と呼ばれる赤色灯を点灯させるため、ルーフの真ん中を改造して大きなふたがあり、特殊用途の車両に分類されるためです。

但し、ルーフの上のふたは大型車からでないとわかりません。

最近では、普通自動車に分類される、3・5・7ナンバーの覆面パトカーも存在するようです。一時期「わ」ナンバーの覆面パトカーがあると言われていたこともあるようですが、全くのデタラメです。

高速道路の取り締まりは、基本その地域のナンバーの高速隊が行います。

例えば、神奈川県内の東名高速道路の取り締まりを、大阪ナンバーのパトカーが行うことはあり得ません。

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覆面パトカーの特徴ってある?

覆面パトカーは「機動捜査車両」と「交通取り締まり専用覆面パトカー」の二種類に分けることができます。

運転される人全てが対象になるのは「交通取り締まり専用覆面パトカー」で主に交通違反や速度超過を取り締まっています。

一方、「機動捜査車両」は、刑事ドラマでも見かける一般車と同じ見た目のパトカーです。

取締りを行う覆面パトカーは、現状ではトヨタのクラウンが圧倒的に多く、次いでマークXなども見かけることがあります。

赤色灯などパトカー独特の装備はありますが、普段は車内に格納されています。

取り締まりは、高速などの速度超過だけでなく、ながら運転や信号無視、車線変更禁止区間での車線変更など範囲は広いです。

高速道路を走る覆面パトカーの基準

パトカーは、4ドアのフルサイズという一応の基準があります。この基準は、高速道路が開通した50年くらい前から変わりません。

この基準がある理由は、被疑者を連行するときに、両脇を警察官が固めて連行する、または調書を作成するなどの場合、後ろに十分なスペースがある4ドアセダンが理想的だからです。

具体的に、この車種ではなければならないという指定はありません。

覆面パトカーはみな同じではない!

覆面パトカーはみな同じではなく、種類があるって知っていましたか?

目的によって、捜査用・交通取り締まり用・警護用に分かれているのです。

捜査用は街中を走り、緊急事態発生の時にはウインドウが開くやいなや、マグネット式と呼ばれる赤色灯をルーフに付けて追跡開始!刑事ドラマでおなじみのシーンですね。

警護用は、天皇陛下や日本を訪れた国家元首など、要人を警護することが目的で、主に黒い高級車があたっています。

この記事では、高速道路の覆面パトカーである交通取り締まり用を対象とします。

覆面パトカーにクラウンが多い理由

覆面パトカーは、白・黒・銀のクラウンが多いと言うのは本当でしょうか?

警察庁が国費を投じて導入するパトカーの99パーセントが、クラウンと言われています。

このうち、どれくらいのクラウンが交通取り締まり用の覆面パトカーかは不明ですが、かなりの数のクラウンが高速道路で取り締まりにあたっていることは、容易に想像できます。

ボディの色は白・黒・銀のイメージがありますが、特に指定はありません。

クラウンの覆面パトカーは、トランクにグレードのエンブレムがない特徴があります。改造車であることが理由ですが、現行モデルの210系クラウンからは、エンブレムがあるそうです。これも注意しましょう。

クラウンは税金の無駄遣いでは?という疑問

取り締まりを受けたドライバーの、苦い思いからくる疑問でしょう。

パトカーは、なぜ排気量の大きいクラウンが多いのでしょうか?

燃費のよい小型車やハイブリッド車ではダメなのか?税金の無駄遣いでは?という声も聞きます。

交通取り締まり用の覆面パトカーは、思った以上のハードワークで、年間10万キロを走行し、1日に20時間も走る時があるのだそうです。

猛スピードで走る違反車を追尾するときには、とてつもないスピードで追いつく必要もあり、小型車やハイブリッド車の耐久性と性能では不安があるからです。

パトカー仕様があるのはクラウンだけなので、パーツの調達が容易でコスト削減に繋がり、結果として税金の無駄遣いが抑えられることも、クラウンが多い理由です。

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クラウン以外の覆面パトカーはある?

クラウン以外には、マークX、スカイライン、レガシィ、インプレッサが知られています。これらの車種は、都道府県の予算で導入されているようです。

プロドライバーの中のプロドライバーと言っても過言ではない、県警高速隊員のホンネは、クラウンよりもスカイラインやマークXの方が速いようです。

珍しい覆面パトカーの車種って?

最近では、あまり採用実績のない珍しい車種の覆面パトカーも投入されているようです。

交通取り締まり専用のほか、捜査用車両も含まれています。

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