【自賠責保険の入り方】実は超カンタンな加入方法と仕組みを解説!

クルマに乗るときに必要な自賠責保険のしくみ

クルマに乗るときに必要な自動車保険が、自賠責保険です。

任意保険は、クルマを買うときに紹介される保険から通販型など、いろいろな広告を見ますが、自賠責保険は必ず入る保険という以外はわかりにくく、「どこでいつ入るの?」と思っている人は多いでしょう。

被害者に手厚い保険なので、クルマを運転する人も被害者になったときのために、仕組みを知っておいて損はありません。

自賠責保険のしくみについて、超簡単に整理しましたので、クルマを新しく買う人や、買い替えを検討しているときにサクッとお読みくださいね。

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目次

自賠責保険の入り方

クルマを初めて買う、または免許を取りたてのドライバーは、「自賠責保険はいつ、どこで入るの?」と心配する方が多いでしょう。

自賠責保険は、損害保険会社(組合)の支店などで加入できます。

しかし、クルマを買うとき、または車検を通すときに、代理店となる自動車ディーラーまたは修理工場で自賠責保険に加入して、車検の費用と一緒に保険料を払う場合が多いと思います。

原付や126~250ccのバイクは、コンビニでも加入できます。

自賠責保険(共済)の加入方法|国土交通省

自賠責保険の超簡単しくみ

自賠責保険とは、正確には自動車損害賠償責任保険といい、一般的に自動車保険、または強制保険ともいわれています。

250ccを超えるバイクを含め、クルマを運転する人は必ず加入しなければいけない保険です。

その目的は、交通事故の被害者を救済するための保険で、ケガをしたときなどは、まず自賠責から保険金が支払われます。

身体に対する損害が対象なので、いわゆる物損事故には保険金は支払われません。

自賠責保険(共済)とは?|国土交通省

自賠責保険の保険料とバイク・原付に乗るときの注意

車種ごとに細かく決まっていて、どの保険会社、または自動車共済(JA共済や全労済)で加入しても保険料は同じです。

自賠責保険料

12ヶ月 13ヶ月 24ヶ月 25ヶ月 36ヶ月 37ヶ月 48ヶ月 60ヶ月
自家用乗用自動車 15,520円 16,380円 25,830円 26,680円 35,950円 36,780円
軽自動車(検査対象車) 15,130円 15,960円 25,070円 25,880円 34,820円 35,610円
バイク(250cc超) 8,290円 8,560円 11,520円 11,780円 14,690円 14,950円
バイク(125cc超~250cc以下) 8,650円 12,220円 15,720円 19,140円 22,510円
原動機付自転車・バイク(125cc以下) 7,500円 9,950円 12,340円 14,690円 16,990円

※離島などの一部地域では上記金額とは異なる保険料が設定されています。

契約期間が長いほど保険料が割安になるので、保険料をできるだけ節約したい場合、長い契約がおすすめです。

原付や126~250ccのバイクは車検がないので、自賠責保険の期限切れには注意しましょう。

自賠責保険の加入を忘れたときの厳しい罰則

法律で加入を義務付けられている強制保険ですから、加入していないドライバーには厳しい罰則が待っています。

加入を忘れた場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられ、同時に違反点数6点が加算されます。すなわち、一発で免停です。

自賠責保険に加入していても、加入証明書をクルマに備え付けていないときは、30万円以下の罰金が科されます。

自賠責保険で支払われるケースごとの保険金額をチェック

自賠責保険で支払われるケースごとの保険金額をチェック

被害者一人一事故につき、ケースごとに次の保険料が支払われます。

  • ケガの場合:最高120万円
  • 死亡の場合:最高3,000万円
  • 後遺障害の場合:階級に応じて750,000円~4,000万円

被害者に手厚い自賠責保険のメリット

被害者にできるだけ有利な保険制度なので、被害者が故意に事故を起こした、または重複契約した場合を除き、免責にはなりません。

また、任意保険と違い、過失割合は考慮されません。経済的事情である程度のお金が必要なときは、仮渡金が請求できます。

任意保険は、示談がまとまらないと保険金が支払われませんが、自賠責保険は被害者請求という制度があります。

たとえば後遺症が残る場合、後遺症状が確定する前に加害者の自賠責から必要な賠償が請求できるなど、被害者が自分で行うので透明性が高い請求です。

書類をたくさん用意しなければいけませんが、自賠責保険のキーポイントとなる制度です。

自賠責保険のどうしようもないデメリット

自賠責保険の最大のデメリットは、人身事故にしか適用されないということです。

高速道路の設備を破壊した場合、億単位の賠償となることが多いので、この場合は任意保険に入ってカバーするしかありません。

公的な保険の性格上仕方ないことですが、ケガや死亡それぞれのケースで、支払額には上限がありますが、これではとてもカバーしきれません。

不足する場合は、やはり任意保険で補います。

事故が、被害者に10割の過失があるとされた場合は、加害者の過失が問えないため、適用されません(高速を逆走して事故を起こした場合など)

まとめ

  • 250ccを超えるバイクを含め、クルマを運転する人は必ず加入する強制保険である。
  • 代理店となる自動車ディーラーなどで、車検の費用と一緒に保険料を払う場合が多い。
  • どの保険会社、または自動車共済(JA共済や全労済)で加入しても保険料は同じ。
  • 加入を忘れた場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられ、同時に違反点数6点が加算される。
  • 加入証明書をクルマに備え付けていないときは、30万円以下の罰金が科される。
  • 保険金に上限があり、物損事故には適用されない。不足する分は任意保険で補う。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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