アルミホイールに寿命はある?純正なら大丈夫?メンテに自信がないと気になる交換理由

アルミホイールに寿命はある?純正なら大丈夫?メンテに自信がないと気になる交換理由

車のドレスアップのためにアルミホイールへの交換を検討する場合、気になるのは寿命です。

交換時期が早く到達するようでは、コストパフォーマンスが悪くなりますね。

アルミホイールは耐性がスチールホイールより優れ、理論上は相当の年数を使い続けることができます。

しかし乗り方によっては変形したりエアーが抜けたりして事故に繋がり、寿命が短くなる場合もあります。

また純正ホイールに比べて耐久性がどうなのか?ということも気になるところです。

アルミホイールはどんな状態だと寿命なのか、目安を知り、かつ適切なメンテ方法を覚えてできるだけ長く使い続けましょう。

目次

アルミホイールの寿命はどれくらいなの?

アルミホイールの寿命はどれくらいなの?

アルミホイールを単なるアルミそのものと考えると、アルミ合金は鉄より耐性に優れています。

表面が錆びたりくすんだり、または塗装に傷があっても抉れや割れさえなければ寿命は10年から20年、理論上最大で50年も持つ可能性がありますね。

むしろスチールホイールは錆びが浮くと内部まで到達し、放置すると寿命が早まるリスクさえあるのです。

但しアルミホイールでも、悪路を頻繁に走ったり、縁石なと硬い物に当てたりすると傷や亀裂が入って寿命に影響します。

また汚れを放置すると、錆が浮いて腐食が進行するので定期的なメンテナンスを心掛けましょう。

どうしてホイールを交換しているの?

どうしてホイールを交換しているの?

ホイールを交換する理由として大きなものはドレスアップや、スポーツ走行で軽いホイールに履き替えて運動性能を向上させることです。

一方でクラックや変形でやむなく交換することもあります。

ホイール交換の理由

クラックや変形でエア抜けが発生している

縁石にホイールが接触すると変形してタイヤとホイールの間に空間ができてエア抜けが起こります。

また縁石に当たった時、クラックという 細いヒビが入ることもエア抜けが発生する原因です。クラックは結局傷なのでホイールの寿命にも影響を及ぼします。

ホイールのリペアが可能なら修理で対応できますが、変形や傷の状態によりホイールを交換する必要があります。

スタッドレスタイヤへの履き替え

夏用タイヤからスタッドレスタイヤに履き替える際(またはその逆)、高価なホイールではななく、値段重視でカー用品店などの安いホイールに交換する場合があると思います。

またスタッドレス(あるいは夏用タイヤ)に履き替える時に、気分一新の意味合いでホイールを交換することもありますね。

デザイン性の向上

ホイールをデザイン性の高い物に変えると、足元だけでなく車全体の印象はガラリと変わります。

スポーツタイプや、ドレスアップを狙ってデザイン性の高い物に変えれば他の車とは違う個性を主張することもできますね。

スポーツ走行で軽くて剛性の高いホイールが必要

タイムアタックなどのスポーツ走行では運動性を向上するため、軽いホイールに変えてバネ下重量を軽減します。

かつ剛性の高いホイールを選ぶとタイヤの性能も最大限に発揮され、ホイールを変えるメリットが現れるのです。

本当に必要?ホイール交換のメリット・デメリット

本当に必要?ホイール交換のメリット・デメリット

ホイール交換にはメリットもデメリットもあります。

余りにも安いホイールを選ぶと走行性能が悪化します。またクオリティの高い物は値段も高くなります。

一方で軽いホイールに交換すると、運動性能の向上やドレスアップ効果が得られます。目的によって交換すると良いですね。

メリット・デメリット

ホイール交換のデメリット

安いホイールを選ぶと真円度が悪く走行性能が低下し、ノイズも騒々しくなりがちです。また良品は値段も高い傾向です。

交換する際はサイズをしっかり確認しないと、取付できなくなります。

安価なホイールは真円度やバランスが悪い

安いホイールを選ぶとリスクが伴います。

全てのタイヤが当てはまる訳ではありませんが、タイヤとセットで売られている安価なホイールは真円度やバランスが悪い傾向があるのです。

真っ直ぐ走らなかったりロードノイズが悪化したりと走行性能が著しく悪化し、タイヤの偏摩耗も引き起こすので、注意が必要です。

条件を満たしたホイールは値段が高い

良いホイールは材質から違うため、どうしても値段は高くなります。特に有名なBBSのホイールは1本300,000円の製品すらあるのです。

しかし高いホイールは、想像以上の効果と高い満足度が得られます。

極限状態に置かれるサーキット走行をする人や、材質に徹底的に拘る人には高価なホイールは選択肢に入るでしょう。

ホイールサイズの間違いによるミスマッチ

殆ど起こり得ないと思いますが、そもそもホイールのサイズが違っていると、タイヤに取り付けることができない可能性があります。

ホイールを交換する前に、サイズをきちんと確認しましょう。

ホイール交換のメリット

ホイール交換のメリットは、バネ下重量軽減やデザイン性重視を目的として、運動性能向上やドレスアップを図りたい時に如実に現れます。

メリットを理解し、目指す効能によって交換しましょう。

軽量化などによる運動性能の向上

ホイールを軽量化するとバネ下重量が軽減されます。

実際の重量の4倍以上の効果があるといわれ、運動性能だけでなく燃費や加速性能も向上するので、ホイールを変える効果が存分に現れます。

ドレスアップ効果

ホイールをデザイン性の高い物に変えると、車全体の雰囲気も変わります。

持ち物を変えただけで外出の気分が変わるように、ホイールを変えるとドライブの気分も変わり、つい遠くまで走りたくなることもあるでしょう。

アルミホイールを交換する場合どうすれば良い?

アルミホイールを交換する場合どうすれば良い?

まずタイヤとホイールサイズを調べましょう。

自分で交換するにはトルクレンチという専用工具が必要ですが、雑に行うと変形したり空気が抜けたりします。

自信がない時は業者に任せた方が無難です。

アルミホイールの交換方法

タイヤ・ホイールサイズの調べ方

車を購入したディーラーの営業マンまたはサービスマンに確認するのが一番早いでしょう。またサイズは取扱説明書にも載っています。

タイヤサイズはタイヤの側面にも記されています。メーカー名と共に数字とアルファベットの組み合わせの文字列を確認しましょう。

ホイールサイズを確認する場合、商品によってホイールの裏側に刻印、または内側のリムにシールが貼ってあるタイプに分かれます。

タイヤの組み込みは業者任せが無難

タイヤの組み込みはもちろん自分自身でも交換可能です。但し専用のトルクレンチという工具が必要です。

しかし工具があっても作業に慣れていなければ、かえってホイールを傷つける危険もあります。

また慣れない作業でホイールを変形させたり簡単に空気が抜けたりと、好ましくない状況を招きかねません。

技術のあるブロに任せるのが無難です。

ホイールは素材によって寿命は変わる?

ホイールは素材によって寿命は変わる?

ホイールの素材によって寿命は変わります。

スチールホイールは長持ちしますが、メッキやマグネシウムホイールは錆びや腐食を見つけたら早く手を打たないと寿命に影響します。

素材による寿命の違い

スチールホイールの寿命

耐久年数など定めは特にありません。大きな錆びや亀裂に歪みがなければ大丈夫です。錆びを見つけたらすぐに除去するなどメンテナンスを充分に行えば、寿命は半永久的に持続するでしょう。

メッキホイールの寿命

メッキホイールはキラキラと輝く特徴がありますが、腐食しやすい欠点があります。腐食を発見しだい簡易修理する必要があります。

ホイールは熱を帯びたり冷めたりで収縮が激しいので、メッキに塗装しても長持ちは難しいでしょう。

マグネシウムホイールの寿命

マグネシウムホイールもメッキホイール同様、腐食や塩分に弱いのが欠点です。

錆や塗装の剥離を見つけたらすぐにメンテナンスしないと、急激に強度が低下します。

ホイールナットにも寿命ってある?

ホイールナットは重要保安部品に指定されています。

基本的には半永久的に使えると考えて構いませんが、毎回強く締め過ぎるとネジ山が摩滅して締め付け不能になることも考えられます。

摩滅を防ぐには、毎回新しいナットに交換することも一案ですね。

やっぱり純正ホイールって丈夫なの?

やっぱり純正ホイールって丈夫なの?

純正ホイールはその車にサイズが適合しているので、車体からはみ出たりブレーキと干渉し合ったりということもありません。

社外品よりは重いのが難点ですが、逆にいうと丈夫なのです。

メーカーも極限まで軽くする必要性はないので強度と剛性に充分余裕があり、塗装も剥離しにくくできています。

デザインもその車にぴったり合っているので奇抜さがないことも、ストレスを感じないで済むでしょう。

まとめ


アルミホイールは悪路を頻繁に走ったり段差を無理に乗り越えたり、激しい衝撃を加えると変形します。

エアー抜けが発生して事故に繋がるので、危険な走行を避け定期的にメンテナンスすれば、長く使うことができます。

また汚れはメンテで大丈夫ですが、割れは寿命です。

純正ホイールは丈夫ですが、アルミのようにバネ下重量の軽減やドレスアップが目的のホイールではありません。

意図を理解してどちらを履くか決めると良いですね。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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