車は一生の間でも、高い買い物の一つなので、長く大事に乗りたいですね。
車の「心臓」はエンジンですが、エンジンはオイル交換が大事です。
車の調子をつかむには、オイル以外にもエンジンの回転数を確認することです。
回転計であるインパネの「タコメーター」を飾りだと思っている人、今日から考えを変えましょう。
車のメンテでムダな出費を防ぐために、オイルの選び方とタコメーターの見方を知って、車の調子を毎日把握しましょう。
エンジンオイルは高級でなくてよい
エンジンオイルの値段は、安いものから高いものまでいろいろあります。
もちろん、値段が高ければ高いほどよいオイルですが、値段の高いオイルを入れる必要はありません。
過酷な状態で長く使えるのが、高級オイルです。ならば、町の中を普通に走るなら、廉価のオイルを10,000キロごとに交換すれば充分です。
高級オイルは、過酷な条件以外には、クラシックカーなど特殊な車に必要です。
激安エンジンオイルは大丈夫か
缶入りではない、プラスチック容器の激安エンジンオイルがありますが、品質は大丈夫でしょうか?
実は、容器がプラスチックでも、劣化しやすいことはありません。
なぜならば、北米・EU(ヨーロッパ連合)諸国では、プラスチックの容器に入ったオイルが多いのです。
プラスチックの容器でも、1年どころか、5年くらいの保管は大丈夫です。
韓国製のエンジンオイルも大丈夫です。韓国製のオイルは、カルテックスの現地法人製で、カルテックスは日本石油(現在のエネオス)の親会社と聞けば、問題ないことがわかりますね。
純正でないオイルはダメなの?
純正ではないエンジンオイルは、大丈夫なのかと不安になりますね。
メーカーは、純正オイルを指定していますが、純正以外のオイルを使ってはいけないとは言っていません。
指定している規格や粘度が合っていれば、純正でなくても問題はありません。
交換サイクルのほうが重要かも
タコメーターは何のため?
インパネのタコメーターを、飾りだと思っている人はいませんか?
レーサーじゃあるまいし、街乗りでは一瞬でも状況が変わるから、見ていられないという人の方が多いでしょう。
そもそも、グレードによってはタコメーターがない車もありますし、トヨタのハイブリッドカーにはタコメーターがありません。
最近は、タコメーターの必要は薄れているという人もいますが、車の調子を日々つかむには、絶対必要なのです。
タコメーターとは?
タコメーターの「タコ」は、ギリシャ語で「速さ」を表す言葉です。英語では、レブカウンターといいます。
それなら、タコメーターは「回転計」ではなくて「速度計」では?と疑問が湧きますが、タコメーターはエンジンの回転速度計であり、車のスピードの表示ではないので、速度計ではありません。
AT車にタコメーターは必要?
MT車を運転したことがある人は、タコメーターの必要性をおわかりでしょう。運転に応じた適切なギアを選択するために、タコメーターで回転数を確認します。
それなら、自動変速のAT車は、タコメーターは不要では?という疑問がわきます。
AT車の一般走行でタコメーターをどう使うかですが、エンジン始動後の回転数や、アイドリングが安定するまでの時間をいつも見ていると、回転が安定するまでに時間がかかるときなど、車の異変にすぐ気が付きます。
また、加速や登り坂を運転するとき、エンジンの回転数を見ていれば、アクセルの踏みすぎを防ぐことができます。
例えば、時速40キロでエンジンが2000回転くらいなら3速に入っているので、アクセルを緩めて3速から4速へシフトアップし、無駄な燃料の消費を防げます。
燃費は回転数に影響されます
まとめ
AT車でもタコメーターは必要か?という疑問には、筆者は必要と考えます。
車はいろいろなパーツから成り立っていますが、車の調子がもっとも体感できるのは、エンジンの回転です。
エンジンの回転がふだんより高いときは、どこかに原因があります。そんなときは、だいたいオイル交換の時期です。
タコメーターは飾りではなく、車があなたに何かを訴えているのです。
よく一緒に読まれてる記事は?