ココセコムで車の盗難対策?!ひとたまりもない窃盗団から愛車を守る秘訣

大がかりな自動車窃盗団の暗躍で、盗難が多い地域の茨城県・愛知県や、盗難が多い車種であるプリウスなどのオーナーには、頭が痛い状況が続いています。

車の盗難を防ぐセキュリティーとして、大手警備会社のセコムが提供する「ココセコム」というサービスがあります。

GPSと携帯電話の基地局を利用した発信装置を、車に設置して位置情報を提供し、万一車が盗まれたときにはセコムのガードマンが急行するサービスは、盗難を防ぐために検討してみたくなりますね。

ココセコムのサービス内容と、どれくらい効果があるのか、検証してみましょう。

目次

ココセコムのサービス内容

ココセコムには、月額900円(税別、以下同じ)からの「位置情報サービス」と、月額2,400円からの「異常監視プラス位置情報サービス」があります。

位置情報サービスは、携帯電話・スマホ・パソコンから専用のホームページにアクセスすると、車の現在の位置情報を確認できます。

もし車が盗まれた場合、位置情報を確認してセコムに通報すると、セコムのガードマンが現場に急行します。月額料金に加え、機器料金12,000円が必要です。

異常監視プラス位置情報サービスは、ココセコムを駐車モードにセットすると警戒状態となり、車が一定の距離を超えて移動するとセコムへ異常信号が発信され、セコムのガードマンが急行します。月額料金に加えて、19,400円の機器料金が必要です。

機器料金はかかりますが、効果を考えると月額料金は高くはないでしょう。

ココセコムの設置に気をつけること

ココセコムの他に、オービスや渋滞を検知するレーダーなどをつけていると、干渉しあって衛星を捕捉できなくなって効果が薄れるので、他のレーダーを設置している場合は注意しましょう。

設置する位置も注意が必要です。盗難防止に効果があっても、簡単に見つかっては意味がありません。

グローブボックスや座席の下に設置しただけでは、すぐ発見されてしまいます。一つの例ですが、カーペットを切ってその下に隠してはどうでしょうか。

ココセコムの問題点

位置情報サービスだけでは、自分で専用ホームページにアクセスする必要があるので、車を家に置いて外出している間に車が盗まれたとき、ホームページで車の位置を確認したときには、車はとんでもないところにあるかもしれません。

多少高くても、異常監視プラス位置情報サービスの方が効果ありそうです。

大がかりな自動車窃盗団に対しては、ココセコムだけでは不安があるのも現状です。

窃盗団は車を盗むとき、まず防犯装置があるか確認します。ラジオのようなもので車体を一周させると、ノイズが入ることでココセコムがあるのがわかるそうで、発信機を発見されればどうしようもありません。

現状では、ココセコム以外にも他のセキュリティーを併用して、「念には念を入れる」ことが必要です。

警備会社ならではの弱み

警備会社がかけつけることで安心ですが、セコムは警備会社であって警察ではありません。

犯人を取り押さえることはできますが、犯人を逮捕することはできません。犯人を引き渡すまで、警察が来るのを待つ必要があります。

犯人を警察に引き渡して、全容を解明することが今後の盗難対策につながると思いますが、大がかりな窃盗団相手では、犯人を取り押さえる以前に車を確保するだけで精一杯かもしれません。

この点は警備会社の性格上の問題であって、セコムの責任ではありませんが、今後の課題として考える必要がありそうです。

ココセコムは高い?!

ココセコムは高いという人もいます。

機械に強い人なら、GPS機能がある、子ども用の安い携帯電話を見つからないように設置するのも効果のある方法で、ココセコムを入れる、入れないにせよ、車の位置を追跡できれば、車を失わない最大限の方法です。

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まとめ

  • 異常監視プラス位置情報サービスが効果あり。
  • 他のレーダーと干渉しないよう、設置に注意。
  • 窃盗団にはココセコムだけでは不安。

2か所を固定するタイプのハンドルロックやセンサーライトを併用し、「時間がかかる」と窃盗団に最初から諦めさせるようにしましょう。

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この記事を書いた人

ブーまる編集部では、実際に車を売ったり買ったり、自分で直してみたり「やってみた」を大事にしています。中古車系記事の監修は、一般社団法人日本リユース業協会の実施するリユース検定に合格した「リユース営業士」が行っています。整備記事の一部は、現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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